コンパクトデジタルカメラの受光センサーに付着したゴミの除去
2011/01/30作成
最近よく使用していたデジタルカメラPanasonic LUMIX DMC-TZ7で撮影した全ての写真の特定の場所に黒い点が写っている事に気が付き、ズームしても点の位置がほとんど変化しないため、受光部のCCDセンサーかセンサーに最も近いレンズに異物が付着したと考えました。
高級な一眼レフなどのレンズが交換可能な機種であれば、分解せずに受光部を直接掃除したり、自動で内部のゴミをとる機能がついているのですが、安価なコンパクト機では出来ず、メーカーの修理に出す以外ありません。
生憎保証期間が過ぎているため、一万円近くかけて修理するのも気が引けるので、後学のために自分で分解、修理してみました。
ついでに以前同じ症状で使用できなくなったFUJIFILM FinePix 6800Zも分解してみました。
今回はインターネット上の各所で言及されている謎の液体(?)は使用せず、エアダスターとドライバーのみで作業します。
ここで説明する操作は非常に危険でありメーカーや販売店の保証の対象外となる可能性があります。
初めにFinePix 6800Zで行ってみました。
その作業の手順を以下に示します。
まず筐体の表側(レンズ側)半分に取り付けられている3本以外のネジを計5本を外します。
その後筐体の裏側(液晶側)半分を取り外します。
レンズユニットの裏側に付いている金属板を外します。
この金属板によってセンサーが固定されているため、写真に示すネジ2本を外します。
金属板が外れるので、その下の基板付フラットケーブルをはがします。
この機種では上部にフラッシュカバー用のスイッチが取り付けられているため、スイッチを手前に引っ張って先に外します。
センサーと最後部のレンズが見えるので、そこにエアダスターを数回吹き付けます。
この時センサーやレンズに素手で触ったり、エアダスターのノズルをぶつけると正常に撮影できなくなります。
センサーやレンズの表面に異物が付着していないことを確認し、元通りに組み立てます。
次にLUMIX DMC-TZ7で行いました。
その作業の手順を以下に示します。
まず筐体の表側(レンズ側)半分に取り付けられている5本以外のネジを計6本を外します。
その後筐体の裏側(液晶側)半分を取り外します。
同様に写真に示すネジ3本と金属板を外し、その下の基板付フラットケーブルをはがし、センサーと最後部のレンズにエアダスターを数回吹き付け、元通りに組み立てます。
組み立てた後、適当な写真を撮影して黒い点が無いことを確認します。
黒い点が残っている場合はもう一度エアダスターや乾いた布などで異物を取り除きます。
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